脂質異常症とは血液中のLDLコレステロールや中性脂肪が増えたり、逆にHDLコレステロールが減ったりして全身の血管にプラークを形成するなどして臓器障害を引き起こす病気です。
心臓では狭心症や心筋梗塞を、脳では脳梗塞や脳出血を起こす原因となります。
LDLコレステロールの大部分(70%から80%)は肝臓で作られ、残りは食事から取り込まれます。
このため、ハムやソーセージ、卵などの摂取を控えてもなかなか値が下がらないことがあります。
そのため一般的にはスタチン系と呼ばれるコレステロールの生成を抑えるお薬を処方することが多くなります。
メバロチン、リピトール、クレストール、ローコール、リバロやそのジェネリック薬品などです。
しかし、これらの薬品には稀にですが発生してしまうと重篤な状況に発展してしまう横紋筋融解という副作用があります。稀にと述べましたが、一定の確率で必ず発生すると考えておくべきです。
症状としては、筋肉痛、特に、運動や仕事などで使ってもいないところが痛くなる関節痛、倦怠感などが起きる場合がありますが、無症状のこともあります。
そのため、当クリニックでは定期的に検査を実施することにより症状が発生する前に発生の予兆を検出し、薬剤を中止したり、他の薬剤に変更したりして横紋筋融解の発生を防いでいます。
軽い筋肉痛や関節痛などの症状があっても横紋筋融解症に至らない場合はリスクとベネフィットを考えスタチン系薬剤を続けるケースもあります。
スタチン系以外にも使える薬剤は多数ありますし、病態によってはスタチン系以外の薬剤を用いる方がよい場合もあります。
当クリニックでは病態に合わせてLDLコレステロール、中性脂肪などの治療を行っています。